無常というは無情なり

<無常というは無情なり>

「無常」すべてのものは常に変わっていく、変化するということ

一方「無情」とは、情け容赦ないことですが、

確かに「無常」は「無情」に通じますね



愛する人の心も無常です
あんなに好きだといってくれていたのに
その人の心が変わってしまい、
背中を向けられる悲劇があちこちでありますが、
無情だなと感じます

美貌も無常です
あんなにきれいだった顔もしわが増え、
色はくすんでいく、
美人の無常は無情なことです

しかし『無常』も悪いことばかりでもありません

失恋の痛みも無常です

いっそのこと死んでしまいたいという、その悲しみ、
これが癒えることなんかあるんだろうか、と
そのときは思いますが
その心も続かない

どんな苦しい環境も続きません

こんな辛い状況がいつまで続くんだろう、と
絶望的な気持ちになる時もありましょうが、
その状態もしばらくの間です

いかなることも無常です
いつまでも続くものではありません
喜びも楽しみも
憂いも辛いも
ただ流れてゆくのです

花が散ったソメイヨシノは新緑をたたえ
植え込みのサツキの花は咲き始めもあれば
花が終わった姿もちらほら
昨日、一昨日と25度を超えて夏日になったところもありました
4月から新しい環境を迎えた人も多いでしょう
街も人も自然も日々めまぐるしく動いています

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