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“新茶”のおいしい入れ方を考察 [生活]

「夏も近づく八十八夜~♪」今年も“新茶”の季節になりました
“新茶”とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと
「一番茶」ともいい、以降、摘み採った順番により、「二番茶」「三番茶」と呼ばれます

“新茶”の魅力は、なんといっても、栄養いっぱいで育った新芽に詰まっている旨み
若葉のようなさわやかな薫りと、まろやかな甘みをともなう濃厚な旨みは、“新茶”ならでは

これは、渋みを感じるタンニン(カテキン類)が少なく、甘みを感じる旨み成分テアニン(アミノ酸類)を多く含むため「二番茶」「三番茶」と生育するにつれ、タンニンは多くなり、テアニンは減少していきます

また、“新茶”は茶葉に含まれる緑色の色素(クロロフィル)を多く含んでいるので、濃緑色の水色を楽しめるのもの特長です

ところで、記事冒頭の「夏も近づく八十八夜~♪」は、『茶摘(ちゃつみ)』という題名の文部省唱歌
小学校の音楽の時間に習われた方も多いのではないでしょうか
八十八夜とは雑節の一つで、立春から数えて88日目(昨日でしたね^^;)
茶摘みの最盛期です
毎年5月2日(閏年は5月1日)がこの日にあたり、この日にお茶を飲むと、長生きするなんて話も
毎年新茶を楽しまれている方も、今年はちょっと飲んでみようか、と思われたあなたも今だけ!の旨みがつまった“新茶”を、是非堪能してみてはいかがでしょうか

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1.おいしい水 軟水で、かつ塩素など味や臭いに影響を及ぼすような不純物が含まれていないもの
         水道水を使う場合は沸騰させ、さらにフタを開けたまま2~3分沸騰させて
         カルキ臭を抜く
         市販されているミネラルウォーターを利用する場合は、できるだけ硬度の低いものを
         海外の水は硬度が高いものが比較的多いので、パッケージに示されている
         硬度を確かめて選ぶことがポイント

2.適温     お湯を一度湯のみに移し、湯冷ましした湯を注ぐ
         旨みと渋みをバランスよくするには70~80度くらいが適温

3.茶葉の量  1人小さじ1杯(約3g)、煎出時間は30~60秒抽出した後、
         急須を軽く2~3回まわす
         ※これにより茶葉が開き、味がしっかりと出る
         お好みで増減させ、自分の味をみつけるのも楽しみ

4.二度注ぎ  一煎目は低温で甘みを出し、二煎目はやや高温で薫りをプラス
         二度注ぎで「味と薫り」を同時に楽しむ
         最後の1滴までしぼりきる
         急須から落ちる最後の一滴は新茶の命
         急須を振って最後の一滴まで出し切ることで二煎目も美味しく入れられるのです
         水色に近いような綺麗な薄緑の新茶の出来上がりです^^



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